おざなりにしてきた革製品のケアを通して、日々の暮らしを見つめ直す。【コロナに負けるな! いまだからできること #6】
テレワークや不要不急の外出自粛が推奨され、必然的に自宅で過ごす時間が長くなった現在。改めて自分を取り巻く環境や、日々の暮らし方を見つめ直している人も多いのでは。そこでこの状況を、多忙な毎日を送る中でおざなりにしてきたモノ・コトに向き合う、いい機会と捉えてみてはいかがだろうか。まずは身近なモノでありながら、後回しにされがちな革製品のケアを取り上げてみた。
靴や鞄、ベルトなどアイテムや素材によって多少異なるが、その基本となるケアの手順は同じ。乾拭き・ブラッシングから始まり、汚れ落とし、保革、そしてまた乾拭き・ブラッシングを繰り返す――。このようにトータルで行うとなると、結構な手間と時間を要するのだ。というわけで今回は、せっかく手間と時間をかけるのならば、ワンランク上のケア用品を使ったこだわりのスペシャルケアと、その楽しみを提案したい。
このM.モゥブレィは、水性タイプの表革用クリーナーや乳化性の表革用クリームなど、欧州の伝統的な手法とあらゆる革材に対応するラインアップが魅力の革製品ケアブランド。なかでも「M.モゥブレィ プレステージ」は、天然成分を活かしつつ環境にも配慮した、最上級の品質を誇るシリーズだ。天然成分による効能は、優れた品質とその芳しい香りで、ケアする楽しさをももたらしてくれる。
デリケートな革材や、パートナーのハンドバッグなどの汚れ落としに使いたいのが「ステインクレンジングウォーター」。オレンジオイルとキャスターオイルを配合した水性タイプの表革用クリーナーは、爽やかなオレンジの香りも心地よく、汚れを優しく落としてくれる。その後は「リッチデリケートクリーム」で保革を。約97%が天然成分でつくられた表革用栄養クリームは、アボカドオイルを主成分としているのでベタ付かず、革材に深く浸透する。またワークブーツなど、オイルドレザーの保革に最適なのが「ビーズエイジングオイル」。蜜蝋を配合した表革用栄養クリームは、保湿と防水性に優れ、しかも自然なエイジングを表現してくれる逸品だ。
靴や鞄、ベルトなどの革製品は、愛用するモノほどヘビーローテーションされ、ダメージが蓄積していく。日々使われた痕跡に思いを馳せ、それをていねいに補修していくこと……。それは愛用品のケアにとどまらず、自分とモノとの付き合い方、自身の暮らし方を見つめ直すことでもあるのだろう。(編集MK)